「犬用のケージって、種類が多すぎてどれを選べばいいかわからない」
「サイズの測り方って、どこからどこまで?」
そんな疑問を抱えていませんか。犬を迎えるにあたって、ケージは最初に用意したい必需品です。でも調べてみると、ワイヤー、プラスチック、木製、ソフトタイプとあって、迷ってしまいますよね。
実は、ちょっとしたコツさえつかめば、愛犬にぴったりの一台は意外とシンプルに見つかります。この記事では、サイズの正しい測り方からタイプ別のおすすめ商品まで、あなたの「知りたい」にまるっとお答えします。
犬用ケージの必要性とメリット
「ケージって、犬を閉じ込めてかわいそうじゃない?」
そう思う方もいるかもしれません。でも犬にとってケージは、ただの檻ではなく、安心できる自分だけの「巣穴」になるんです。
犬は本来、狭くて薄暗い場所を好む動物。野生の頃の名残で、四方を囲まれた空間にいると本能的に落ち着くんですね。家族に見守られながら過ごせるリビングの片隅にケージを置いてあげるだけで、犬は「自分の安全基地」を手に入れられます。
もちろん人間側にもメリットはたくさん。いたずらや誤飲の防止、留守番中の安心感、それにトイレトレーニングにも効果的です。「ハウス」の指示で入ってくれるようになれば、来客時や災害時の避難にも役立ちます。
失敗しない!犬用ケージのサイズの選び方
ケージ選びでいちばん大切なのは、やっぱりサイズです。大きすぎても小さすぎても、犬は落ち着けません。
計測の基本
愛犬に、立った状態でじっとしていてもらいましょう。測るのはこの2点です。
- 鼻先からお尻(尾の付け根)までの長さ
- 床から頭頂部(立ち耳の子は耳の先端)までの高さ
ケージのサイズは、この長さにプラス5〜10センチの余裕を持たせるのが目安。中で方向転換ができて、楽に伏せられるスペースが必要だからです。高さは、頭が天井にぶつからないことが絶対条件ですね。
体重・犬種別の目安
あくまで目安ですが、犬種ごとの参考サイズをまとめます。
- 超小型犬(チワワ、ヨーキー、ポメラニアンなど)
体重4.5キロ未満が目安。ケージの長さは48〜56センチ程度。小さく見えても、中でくるっと回れる余裕は必須です。 - 小型犬(ミニチュアダックス、シーズー、キャバリアなど)
体重4.5〜11キロが目安。ケージの長さは61センチ前後。胴長のダックスは、長さを少し余裕に見てあげてください。 - 中型犬(フレンチブルドッグ、ビーグル、コーギーなど)
体重11〜18キロが目安。ケージの長さは76センチ前後。横幅もしっかり確保したいところです。 - 大型犬(ボーダーコリー、ブルドッグ、オーストラリアンシェパードなど)
体重18〜32キロが目安。ケージの長さは91センチ前後。存在感のあるケージになるので、設置場所を事前にイメージしておきましょう。 - 超大型犬(ラブラドール、ゴールデンレトリバー、ハスキーなど)
体重23〜36キロ以上が目安。ケージの長さは107センチ以上。ラブラドールなど胸の深い犬種は高さにも余裕が必要です。 - 巨大犬(ロットワイラー、バーニーズ、グレートデンなど)
体重36キロ以上が目安。ケージの長さは122〜137センチ。大人が中に入れるほどの大きさで、重量もかなりのものなので、床の傷防止も考えたいですね。
子犬の場合は仕切り板を活用
「成長するから大きめを買おう」、それは正解です。でも広すぎるとトイレと寝床が分かれてしまい、トイレトレーニングがうまくいかないことも。
そんなときに頼りになるのが、仕切り板(ディバイダー)。成犬サイズのケージを買っておいて、子犬のうちは仕切り板でスペースを区切る。成長に合わせて少しずつ広げていけば、トイレの失敗も減らせて経済的です。
タイプ別で比較!目的で選ぶ犬用ケージの種類
ひと口に犬用ケージといっても、素材も形もいろいろ。それぞれ得手不得手があるので、あなたの暮らしに合ったタイプを選びましょう。
折りたたみ&通気性抜群のワイヤークレート
最もオーソドックスなタイプで、初めての犬用ケージとして選ばれることが多いですね。スチールワイヤー製で通気性がよく、使わないときは折りたためます。多くの商品に仕切り板が付属していて、子犬期からの継続使用にもぴったりです。
おすすめはドアが2方向についているモデル。置き場所のレイアウトに合わせて出入り口を選べるので、意外と便利ですよ。代表的なところでは、MidWest iCrateはXXSからXLまで7サイズ展開していて、迷ったらこれ、と言われる定番品です。またFrisco Fold & Carry Double Doorも二重扉と折りたたみ機構が評価されています。
ただし、分離不安が強い子や脱走の常習犯には不向き。ワイヤーを噛んで曲げてしまうパワフルな犬には、次に紹介するプラスチックタイプを検討しましょう。
移動にも使える安心感のプラスチッククレート
いわゆる「バリケン」と呼ばれるタイプです。周囲が囲まれているので犬は巣穴気分でリラックスでき、車での移動や航空機への搭載にも対応している製品があります。
Frisco Two Door Top Loadは小型犬向けで、上部と側面の両方からアクセス可能。掃除や緊急時にも扱いやすい設計です。中型以上の犬にはSP Travel Kennelが選択肢に。IATA(国際航空運送協会)認可で、取り外し可能な車輪が付いているので、移動時の負担がぐっと減ります。
通気性はワイヤーに劣るので、夏場の温度管理には少し気を配ってあげてください。
インテリアに馴染むおしゃれな木製・家具調クレート
「ケージの生活感がどうしても気になる」という方には、家具に擬態した木製タイプが人気です。サイドテーブルやちょっとした棚としても使えるので、リビングの景観を損ないません。
Frisco Broadway Dog Crate Credenzaは木目調のおしゃれなデザインで、マットも2枚付属。天板に小物を置ける実用性も兼ね備えています。Merry Products 2-in-1 Configurableはケージとしてもゲートとしても使える変形タイプ。スペースの使い方を自由に変えたい方に向いています。
ただ、木製は他のタイプより価格が高めで、噛み癖のある子には不向き。犬の性格とお財布とよく相談して選びたいところです。
軽量で持ち運び自在のソフトクレート
ナイロンやメッシュ素材でできた折りたたみ式。驚くほど軽いので、車での旅行や室内でのサブスペースとして重宝します。
EliteField 3-Door Soft Dog Crateは11色のカラーバリエーションと3つのメッシュドアが特徴。通気性と開放感があり、洗濯可能なフリースベッドも付いてきます。
ただしこれは「大人しい犬限定」と思ってください。噛み癖のある子はメッシュを破いて脱走してしまいますし、器用な犬はジッパーを自分で開けてしまうことも。あくまで簡易的な空間として割り切るのが賢い使い方です。
愛犬に最適な犬用ケージを選ぼう
いかがでしたか。犬用ケージは、ただの道具じゃなくて、愛犬が心から安らげる「もうひとつの家」です。サイズをきちんと測って、暮らし方に合ったタイプを選べば、きっとあなたと愛犬の毎日がもっと快適になります。
ワイヤーか、プラスチックか、木製か、ソフトか。そこに正解はひとつじゃありません。愛犬の性格とサイズ、そしてあなた自身のライフスタイル、そのすべてにフィットする一台を見つけてあげてくださいね。

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