タイトル:好きなことで生きていくは甘えなのか?という疑問に元引きこもりが本音で答える

「好きなことで生きていく」って言葉、聞こえはいいけど、現実はそんなに甘くないよな。
むしろ「それはただの甘えだ」って言われることのほうが多いかもしれない。

僕自身、昔は引きこもりだった。
働く意味も見いだせず、好きなことだけで食っていくなんて夢のまた夢だと思ってた時期がある。
だからこそ、このテーマには本音で向き合いたい。

今日は「好きなことで生きていくは甘えなのか?」という疑問に、実体験を交えながら答えを出していく。
もし今、同じように悩んでるなら、この先を読んでみてほしい。

「好きなことで生きていくは甘え」と言われる理由

「好きなことで生きていきたい」と誰かに言うと、高い確率で返ってくる言葉がある。
「現実を見ろ」「甘えるな」「食えるわけないだろ」。

なぜここまで否定的な意見が多いのか。
理由はシンプルで、世の中の大半の人は「好きじゃない仕事」をして生きているからだ。

総務省の調査によれば、日本の労働人口の約9割は会社員や公務員などの雇用者だ。
つまり、ほとんどの人が組織に所属し、与えられた業務をこなすことで収入を得ている。
そんな中で「好きなことだけで生きる」と言えば、「社会の厳しさを知らない甘ちゃん」というレッテルを貼られるのも無理はない。

実際、僕も親に「ゲームが好きだから配信者になりたい」と言ったときは鼻で笑われた。
「そんなので食っていけるわけないだろ」と。

否定されるのが怖くて、言い出せない人も多いはずだ。

「甘え」と「準備不足」は違う

ここで一つ、はっきりさせておきたい。
「好きなことで生きていく」こと自体は甘えじゃない。
問題なのは、そのための準備を何もしていない状態だ。

たとえば、こんな人は「甘え」と言われても仕方ない。

  • 好きなことで収入を得る方法を何も調べていない
  • 行動せずに「いつかできたらいいな」で終わっている
  • 誰かが道を作ってくれるのを待っている
  • 好きなことを仕事にしている人の努力を見ようとしない

逆に、以下のような状態なら「甘え」とは言えない。

  • 好きなことで月に数千円でも収入を得ている
  • 小さくても実績を作り始めている
  • 収入が安定するまで別の仕事と両立している
  • 必要なスキルを学び続けている

大事なのは「好き」という感情だけで突っ走るんじゃなく、現実と折り合いをつける戦略だ。
僕が引きこもりから抜け出せたのも、この考え方に気づけたからだった。

元引きこもりが「好きなこと」で収入を得るまでにやった3つのこと

僕は大学を中退してから2年ほど、ほぼ部屋から出ない生活を送っていた。
親と顔を合わせるのも辛くて、夜中にコンビニへ行くだけの毎日。
好きなことはゲームとアニメ。でも「それで食っていくなんて無理だ」と思い込んでいた。

転機が訪れたのは、あるときネットで見つけた個人ブログだった。
その人はゲームの攻略記事を書いて、月に数万円を稼いでいるという。
「これなら俺にもできるかもしれない」と思ったのが始まりだ。

そこから僕が実際にやったことは、大きく分けて3つある。

1. 「好き」を分解してスキルに落とし込んだ

「ゲームが好き」だけでは仕事にならない。
でも「ゲームの攻略情報をわかりやすくまとめるのが得意」なら、それは立派なスキルだ。

好きなことを分解してみると、意外な得意分野が見つかる。

  • ゲームが好き → 攻略記事が書ける、実況動画が作れる、データ分析ができる
  • 絵を描くのが好き → アイコン制作、イラスト販売、SNS用の漫画が描ける
  • 話すのが好き → 音声配信、オンライン相談、動画のナレーション
  • ファッションが好き → コーディネート提案、古着販売、スタイリング記事

「好き」をそのまま仕事にするんじゃなく、スキルという形に変換するのが最初のステップだ。

2. 無料でできることから始めた

いきなり機材を買ったり、有料の講座に申し込んだりはしなかった。
そんな余裕もなかったし、そもそも続くかわからないからだ。

僕の場合は、無料ブログサービスで攻略記事を書き始めた。
最初の1ヶ月はアクセスがほぼゼロ。2ヶ月目にようやく1日10人くらい見に来るようになった。
半年後には月間1万PVを超えて、Googleアドセンスの審査に通った。

最初の収入は月に3,000円くらい。
でもその3,000円が、自分にとっては「好きなことで稼げた」という何よりの証拠になった。

大事なのは「これならリスクなく始められる」というレベルから動き出すことだ。

3. 「嫌いじゃない仕事」と両立した

正直に言うと、ブログだけで生活できるようになるまでには2年かかった。
その間はずっとアルバイトをしていた。工場の夜勤とか、飲食店のキッチンとか。

「好きなことだけで生きていく」と決めたからといって、すぐにすべてを捨てる必要はない。
むしろ、生活費を別の仕事で確保しながら、好きなことを育てていくのが現実的だ。

周りから「結局バイトしてるんじゃん」と言われたこともある。
でも僕の中では、バイトは「好きなことを続けるための手段」だった。
そこに罪悪感を持つ必要はまったくないと思っている。

「好きなことで生きていく」ために知っておくべき現実

きれいごと抜きで話すと、好きなことで食っていくのは簡単じゃない。
でもそれは「好きじゃないことで食っていく」のも同じくらい大変だということでもある。

嫌いな仕事を40年続けるストレスと、好きなことで試行錯誤するストレス。
どっちがマシかは人による。でも僕は後者を選んだ。

好きなことで生きていく過程で、絶対にぶつかる壁がいくつかある。

  • 好きだったことが「やらなきゃいけないこと」に変わってしまう時期が来る
  • 収入が不安定で、精神的にきつい月もある
  • 周囲の理解を得られず、孤独を感じることもある
  • 「好き」だけではお金にならない場面に何度も直面する

これらを乗り越えるには、「好き」の熱量だけじゃ足りない。
必要なのは「好きなことを続けるための仕組みづくり」だ。

具体的に言うと、こんな姿勢が求められる。

  • 好きなことを収入源として複数持つ(例:ブログ+動画+商品販売)
  • 単価を上げる工夫を常に考える
  • 「好き」が薄れたときのためのルーティンを作っておく
  • 同じように活動している仲間とつながる

「好きなことで生きていく」は、自由に見えてめちゃくちゃ自律が求められる生き方だ。
でもその分、自分の人生を取り戻した感覚は何にも代えがたい。

それでも「好きなことで生きていく」を選ぶ価値

ここまで現実的な話をしてきたけど、最後に伝えたいのは「それでも選ぶ価値はある」ということだ。

僕は今、好きなゲームのことを書いて、好きな時間に働いて、好きな場所で生きている。
収入は決して多くないけど、自分の人生に納得している。

「好きなことで生きていくのは甘えなのか?」
この問いに対する僕の答えは、こうだ。

「準備と覚悟があるなら、それは甘えじゃない。むしろ一番誠実な生き方だ」と。

誰かに認めてもらう必要はない。
でも自分で自分を認められるだけの努力は、静かに積み重ねていこう。
その先に、好きなことで生きていく本当の自由が待っているはずだ。

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